隣の肉便器さん(期間限定ver) 38
前回はこちらへ 急激に僕も彼らがどう見ているか知りたくなってきた。 「で?」 「とりあえずこのマンションってことでご家族になにか聞ければいいなと。思ってきたら、こんなに集まっていてこっちもビックリです」 蛇の道は蛇。情報源は複数のメディアに流して大ごとにしてしている。意図したのかどうかは別として。 「で、いま、あちらの方が館川さんの奥さんということで、来てはいただいたものの……。オフレコは当然なんですが、話もあまり出てこなくて……」 「ちょっと待ってください。僕の方で整理します」 仕切るしかない。 僕はすっとぼけてナポリンいや、館川奈穗美さんとお友だちの美希さんのところに行く。緊張し、マジメな顔をし、美希にさりげなく口にチャックの仕草をし、美希はそれをナポリンに囁き、ナポリンはデレッとした表情になりかけたのをピシッと元に戻した。見ると、美希がナポリンのお尻のあたりをつねっていた。いいぞ、がんばれ。泣き顔は、いくらあってもいいぞ。 ちょっとサディスティックな気分になりながら、二人に顔を寄せて小声で話をする。 「メディアはなにも知らない。ナポリンも何も知らない」 「それは言ったわ、散々」と美希。 「ありがとう。だから彼らも引き下がれない。この事態を打開するには、外務省を持ち出そう」 「え? いいの?」 「外務省の名刺を持ってきてくれ。美希はそのままナポリンの部屋に戻って待機。電話があるかもしれないからね」 ナポリンたちをエレベーターに乗せると「おいおい」とみんながどよめくが、僕は彼らに向き直り「いま情報はほとんどないようですが、外務省から担当者が尋ねてきたようなので、その名刺を持って来てもらいますから」と説明した。 「外務省、来てたの?」「いつ?」「誰?」 僕からは答えられない。 「ちょっとお待ちください」 ほどなく、ナポリンだけ戻ってきた。 そして二枚の名刺を持ってきたので、それをメディアに見せると、「ああ」とか穏当な反応。それが記者たちの中を回って戻ってくる。 「いつですか?」と質問も出る。 ナポリンが「えーと」と一昨日だと伝える。 「昨日はなにか反応は?」 当然の質問だけど、僕たちはただナポリンを拷問にかけていただけだ。そんなこと言えるはずもない。 材料はない。メディアは困惑しつつ、徐々に減っていく。東邦系の人も僕にニコッと挨拶して帰っていった。わずかに残ったのは週刊誌系か。目つきが鋭すぎる感じの人たちが三人。 「なんでもいいんですが、館川さんのお仕事内容ってなにかわかりませんか?」 食い下がってくる。 「自営業だそうです」と僕が答える。「奥さんも詳しくは知らないようです」 「そんなはずないでしょ! 反社でしょ!」 切り込んでくる。思わず「じゃあ、あんたの奥さんはあなたのやっていることをみんな知ってるのかよ!」と言いたいけど、言わない。 「詳しいことはわかりません。恐らく、外務省を通じて発表されるのではないかと思います」 粘ってもダメだとあきらめてその人たちも帰っていった。管理人さんはメディアを追い立て、外をチェックしに行った。 ふー。 だが、老害理事長と507のオヤジは残っていた。 「大変ですね」とオヤジがうってかわって眉間に皺を寄せ、重大な発見をした鑑識役の六角精児みたいな表情をする。メガネはかけていない。かけたりかけなかったりだ。 「引っ越して早々に事件に巻き込まれたのでしょうかね。もしや、あなたたち、それで?」 「ああ、いや、まあ」 「そうか。相談に乗ってあげていたんだ……」 勝手にこちらの行動を邪推したオヤジは勝手に納得している。僕の立場(少し名の知れた会社の広報でメディアと仲がいい)は、彼にいい印象を与えた。 「いやあ、私はてっきり、賭け麻雀とかしてるんじゃないか。もしかしてうちのマンションがヤクザ者の賭場みたいになっていて、住人もカモにされているんじゃないか、犯罪者たちのたまり場になっているんじゃないかと思ったものでして……」 ハッハッハと笑う。 「そりゃ、金井さん、もうお仕事を辞めてらっしゃるんだから……」と理事長が大きな声を出す。 「すみません。あまりにもピンと来ちゃったもので……」 「なんのお仕事ですか?」 「丸暴ですよ、金井さんは」 「まるぼう……」 「警視庁の捜査第四課の課長までなった方なんですよ。だからこのマンションの防犯対策なんかもアドバイスをいただいてまして」 理事長とオヤジ、いや金井は仲が良いのだ。しかもマジで手強い専門性。 そして金井が風紀がどうとか言っていたのもわかる。防犯アドバイザーとしての責任を金井は感じているのだ。そんな責任を感じる必要はない。肩書きもなくただの住人なのだ。元刑事であって、いまは刑事じゃない。理事会のメンバーでもない。なんの権限もない。 そして、引っ越してきたオサムとナポリンを見たとき、刑事の勘が働いた。ピンときたということなのか。確かにそんな感じは僕たちも抱いたし。いまも、もしかしたら、という気はしている。 「心配ですが、とにかく、気を確かにね」 ナポリンに優しく声をかける。 しかし、世の中ではこうした責任感は、最強の部類に入る。 理事長なんか数年で交代する可能性があるので大した権威ではない。無冠でも金井はずっとこのマンションの防犯対策室長として君臨する可能性がある。死ぬまで権威かもしれない。 欲得なしのボランティアでかつての実績のある者こそ最強なのだ。「泣く子も黙る」である。厄介だ。 エレベーターの中で、僕はナポリンと二人だけになった。 「ああいう人は、絶対に敵に回してはいけない、気をつけないとね」 ああ、ヤバイ。 元マル暴金井は、暇なのか。あの日はたまたまなにかの会合で遅かったのか。警察を定年になったとしても、課長を務めた人間なら天下りしている可能性もある。なにもしていないのか? それにしても運悪くマズイやつに目をつけられてしまった。 「でもお」とナポリン。「そんな人がなんで、こんなマンションに住んでるんですかね? 奥さんとかお子さんとかは?」 まるで見かけた記憶がない。あのオヤジ、ひとりなのか? 「わからないなあ」 たぶん、金井自身もわからないのかもしれない。人生って、思ったようにはいかないもので、気づくと「なんで?」ということはよくあるから。いまの僕がまさにそれだ。 まっすぐナポリンの部屋に行くと、「まだ途中で」と、僕たちを迎えた美希。 ナポリンは冷蔵庫からペットボトルを出していっきに飲みきった。僕も貰う。 「ハートの2 クリトリスつねり まんぐりがえし」のカードが新たに増えていた。美希に交代して最初の責めの間にこんな事態になったわけだ。 「見て」 ナポリンは全裸になって、傷や痣だらけの体を見せる。外は夕暮れ。薄暗い部屋で、彼女は陰部を開く。ただでさえ大きめのクリ。そこには真横に突き通るピアスが埋め込まれていたが、いまは外されていた。 「記者さんたに追及されて、すごく感じちゃって」 どろっと淫液が漏れる。 記者たちにいじめられるのもナポリンにとっては淫らな興奮になる。クセになったらマズイ。 ★縄味1★ DMM.R18版はこちらへDLサイト版はこちらへアマゾンkindle版はこちらへ 若き人妻は「なわみ」というハンドルネームで緊縛写真をネットで見るようになり、写真展に立ち寄ります。そこでカメラマンにモデルに誘われる。顔出しNGで緊縛モデルのテスト撮影をしたところ、唯一顔の写っていた写真がネットに流出。義兄の目に止まってしまう。 ★縄味2★ DMM.R18版はこちらへDLサイト版はこちらへアマゾンkindle版はこちらへ 「縄奴隷なわみ」として義兄に脅されデビューを強要される。野外での撮影会で人妻奴隷の限界を超えてしまい、残酷なショーに出演することに。哀しくも完全奴隷化されていく。 今日のSMシーン 本格SM解禁!!水端あさみが奴●調教でマゾ覚醒!! 水端あさみ水端あさみ2,980円 |